【展望2022 ④】加藤・東短リサーチ社長　債務膨張で「出口」さわれず

高水準のインフレ率を背景に米連邦準備制度理事会（FRB）が金融引き締めに向かう一方、物価安定目標達成へ距離のある日本銀行は緩和姿勢を強調し続ける。金融政策の方向性の違いが日米で鮮明になるなか、東短リサーチの加藤出社長に政策の見通しを聞いた。
――米国は高インフレが続く。
　「2020年冬にFRBが見通した21年のインフレ率は2％に満た...