セブン銀、ATM1台の1日平均利用100件超 21年10~12月は6年ぶりの水準
2022.02.09 04:42
セブン銀行のATM利用が伸びている。2021年10~12月(第3四半期)のATM1台当たりの1日平均利用件数は100.1件となった。四半期ベースで1日の平均利用件数が100件を超えるのは15年10~12月件以来。
21年10~12月は「PayPay」などスマホ決済事業者の現金チャージが利用件数増加の主な要因となった。ATM総利用件数は2億3800万件。このうち約26%にあたる6300万件が預貯金金融機関以外との取引だった。
前回の平均利用100件超となった15年10~12月の約8%と比較すると、リアルとデジタルをつなぐ現金プラットフォームとしての存在感が高まっている。
コロナ禍が一時的に落ち着き、人流が一定程度回復したことも利用件数増加につながったとみられる。一方、新型コロナの変異株「オミクロン株」の感染拡大による影響から、22年1~3月のATM利用件数は低水準に推移する可能性がある。
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