十八親和銀、MINAコイン1周年 決済額は累計7億円

2022.02.02 19:56
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ふくおかフィナンシャルグループ(FG)と十八親和銀行がサービス提供する南島原市の地域通貨「MINA(ミナ)コイン」が、2月1日で取り扱い開始から1年が経った。


南島原市は、2月1日から、チャージ総額に30%(1ポイント1円、最大6000ポイント)を付与する1周年記念キャンペーンを展開。開始2日間で3000人のチャージ申し込みがあった。特別付与ポイントは累計1800万円に上っており、予算総額(4200万円)の4割に相当する。利用者には事前にチラシで周知していたが、「予想以上の反響」(同市地域振興部)という。今回のキャンペーンによる経済効果は2億円を見込む。


ミナコインはスマートフォン決済で、地域循環を目的に同市が2021年2月に導入。十八親和銀は個人のチャージや加盟店の通貨換金、普及活動で協力している。1年間のミナコインの決済総額は累計7億円、総ダウンロード数は2万人、加盟店は380軒。スーパー、コンビニエンスストアでの決済が多く、普段の買い物での利用が定着している。


同市地域振興部の中島英治副参事は「当初の計画からすると上出来」としつつ、「利用者が2回目のチャージもしたくなるような仕掛けづくりをしていく」と語る。ミナコインを担当する同行地域振興部の藤木裕隆調査役は「利用者や加盟店の獲得に奔走する1年だった。(地域のプラットフォームアプリとして)地元高校との企画も検討したい」と意気込む。

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