大垣共立銀、DXコンサル拠点開設 日本マイクロソフトと連携
2022.01.29 04:35
大垣共立銀行は1月28日、名古屋市の本山支店内に地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートする「DXコンサルティング拠点」を開設した。取引先企業のDXサポートに加え、日本マイクロソフトと連携し「Microsoft Base NagoyaーMotoyama」を設置、地域へのDX情報発信に取り組む。
拠点は、同行のITコンサルティング専門スタッフ4人が担当。営業店の得意先係などと企業に同行訪問し、DXに関する相談や課題解決を支援。例えば、グループウェアやクラウド会計サービスの導入などを提案する。マイクロソフト社との連携ではイベントなどを通じて情報を発信する。
また、大学発スタートアップのサポートに力を入れる。店舗がある本山地区は、名古屋大学に隣接することから同大などによる起業家育成プロジェクト「Tongali」と連携し、同拠点をコワーキングスペースとして起業を目指す学生に無償開放する。
当日は、同店でオープニングセレモニーを開催。境敏幸頭取は「変化が激しい時代にあってDXは未来に影響を与える重要なテーマ。スタートアップへのアプローチは既存の産学官が連携して取り組む必要ある」と語った。
日本マイクロソフトの綱田和功業務執行役員は「地域のDX情報発信を目指し、そのためにも地域金融機関との連携は非常に重要。同行との連携によるDXの取り組みは成功する」と強調した。