ほくほくFG、傘下銀の連携BM100件超 広域が強み
2022.01.27 04:46
ほくほくフィナンシャルグループ(FG)傘下の北陸銀行と北海道銀行は、特色である広域グループの店舗網を生かして取り組む「ほくほくビジネスマッチング」の成約件数が増えている。2021年12月末で節目の100件を超えた。
両行が共同利用しているビジネスマッチングシステム(BMS)を活用して情報発信や受信活動に取り組んだ結果、20年4月~21年12月末の累計実績は、商談359件、成約108件と好調に推移した。
ほくほくBMは「広域案件」が多いのが特徴だ。商談件数のうち320件(89%)、成約件数のうち90件(83%)が本州ー北海道間の取引となっている。
成約した商談のうち50件(46%)は食に関する販売・仕入れなのも特徴的だ。コロナ禍で売り上げが減少し、新たな販路開拓ニーズが高まったことが背景にある。
出張による対面での商談が制限されるなか、両行はリモートツールを積極的に活用して顧客の課題解決を支援し、成約200件を目標に掲げている。
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