東京海上日動、元募集人が保険料詐取 架空の商品から私的口座へ
2025.06.27 18:20東京海上日動火災保険は6月27日、茨城県石岡市の代理店に所属していた元募集人2人が、顧客へ実在しない商品の加入を持ち掛け保険料を現金や私的口座で受領し詐取したと発表した。行為者は約970万円を一時的に流用、最終的に約650万円を詐取していた。
不正が行われたのは2007年4月から25年3月まで。顧客を積立傷害保険へ加入させ、払込み保険料を一時的に流用していた。同社は09年に同商品の取り扱いを中止したが、その後も偽造した領収書を発行するなどしてあたかも商品が存在しているかのように装った。
25年3月にコールセンターが「満期返戻金を受け取りたい」との申し出があり事案が発覚した。