利根郡、北群馬信金 信金中金の寄付で創業や移住促進
2022.01.21 19:09
群馬県の利根郡信用金庫(坂井隆理事長)と北群馬信用金庫(入澤達也理事長)は、信金中央金庫の地方創生推進スキーム「SCBふるさと応援団」の寄付金を活用して、新規創業や移住・定住を促進する。
信金中金の創立70周年記念事業で、各信金が推薦した地方公共団体へ上限1千万円を贈るスキーム。利根郡信金は沼田市と協力して「ALL沼田で創業支援~起業のまち『沼田』を目指して」を企画し、1月21日に寄付金贈呈式を開いた。資金は同市の創業支援センターが運営する「ぬまた起業塾」の充実などに充てる。坂井理事長は「企業や雇用を増やし、地域を元気にするお手伝いに役立てたい」と話す。
同24日に贈呈式を開催予定の北群馬信金は、渋川市と「移住定住促進関連事業」に取り組む。市内で過疎が進む伊香保、小野上、赤城地区の空き家を各1軒、同市が10年間、無償契約で借り受けて改修し、移住希望者に貸し出す。同市ホームページや移住定住公式サイト「心くすぐるしぶかわ暮らし」などデジタル媒体の広告宣伝費にも充てる。
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