たちばな信金、高校の実習に協力 マッチングも誕生
2022.01.21 19:25
たちばな信用金庫(長崎県、塚元哲也理事長)が企画した諫早商業高校の実習授業の成果発表会が1月21日、オンラインで実施された。学生は昨夏から半年間、地元企業を訪問して学んだことや製作品を発表した。
実習授業は、商業科の3年生が1チーム3、4人に分かれ、企業訪問を通じて歴史や商品を取材し、企業から出されたPR活動や新商品開発などに関する〝宿題〟に取り組むもの。今回は取引先の精肉店やカステラメーカー、飲食店など20社が協力した。
発表会では、販売促進用のチラシやホームページなどの製作品を披露。野菜農園からインスタグラム開設・写真投稿の依頼を受けたチームは、投稿をみた諫早市内の飲食店とのマッチングにつながったという好事例を報告した。福祉事業に携わった学生は「これまで介護・福祉事業にはネガティブなイメージを持っていたが、実習を通じてポジティブなイメージに変わった」と話した。
実習授業は、コロナ禍の影響で中止になった地元商店から商品を仕入れて学校内の模擬店で販売する恒例の「販売実習」の代替をという学校の要請を受け、2020年に初開催した。好評だったため、2回目の開催につながった。同信金は「学生が地元企業を知る機会になれば」と話す。
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