二本松信金、事業承継支援の研修会 役職員35人が学ぶ

2025.06.04 18:37
事業承継支援
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対話を実演する事業承継引継ぎ支援センターの職員(6月4日、二本松信金本部)
対話を実演する事業承継引継ぎ支援センターの職員(6月4日、二本松信金本部)

二本松信用金庫(福島県、朝倉津右エ門理事長)は6月4日、本部で事業承継支援研修会を開催した。受講は自主参加としたが、全体の約3分の1にあたる35人の役職員が出席。承継ニーズが高まるなか、職員の意識を醸成することで、円滑な承継に向けた提案力を高めていく。


「事業承継に関する入り口部分を知ってもらい、今後の支援拡充につなげる」のが狙い。講師は、福島県事業承継・引継ぎ支援センターの職員が担当した。


若菜正典・統括責任者は、後継者不足企業数や、廃業・開業数、M&A(合併・買収)実績数など、福島県における足元の環境や課題を説明。秋山英美・承継コーディネーターは、支援にかかる留意点として、「『聞き』に徹することが一番」と強調。熊坂容安・サブマネージャーは、事例をもとに承継に関する対話をロールプレーイングとして実演し、「『事業承継』という言葉を使わずに、承継の話題に切り込む」手法などをレクチャーした。



講師を務めた若菜統括責任者(6月4日、二本松信金本部)
講師を務めた若菜統括責任者(6月4日、二本松信金本部)

 


このほか、公的機関として同センター職員による同行訪問など、連携も呼び掛けた。


同信金の守谷善英・常務営業推進部長は、「研修を十分活用して事業承継の重要性を感じてもらい、お客さま支援の体制を整えていく」と話した。



あいさつをする守谷常務(6月4日、二本松信金本部)
あいさつをする守谷常務(6月4日、二本松信金本部)

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