日銀名古屋支店、景気判断「持ち直している」維持 輸出と生産は「増加基調」
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日本銀行名古屋支店は1月11日、2022年1月の東海3県の金融経済動向を発表した。総括判断は「景気は持ち直している」とし21年11月から変更はなかった。輸出と生産は「増加基調」、個人消費は「飲食・宿泊サービス等で下押し圧力があるものの、持ち直しの動きがみられている」も変更はなかった。
このほか、住宅投資は3カ月連続で前年同月比マイナスとなったものの「持ち直している」とし、雇用・所得情勢は「弱い動きがみられている」、消費者物価(除く生鮮食料品)は「前年を上回っている」とそれぞれ判断を継続した。
同日の会見で林新一郎支店長は、愛知銀行と中京銀行の経営統合について、「収益性、効率性を伸ばすことにつながる。両行の強みを生かして地域貢献を目指す戦略的統合と理解している。より高度な機能発揮に期待する」と述べた。
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