「物価の番人」黙考の3年目(下) 冷徹な中期予測 人手不足が訴える〝覚悟〟

2025.05.03 04:45
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米政権発の不確実性が世界を覆い尽くすなかで始まった植田日銀3年目。関税交渉の行方や影響に対して「さまざまな見方が存在する」(植田和男総裁)と前提を〝仮置き〟しながらも、見通し期間の終期に「2%物価安定目標」の経路に復する物価予測を表した。背後には、向き合う覚悟を要する「構造的な人手不足」が色濃く映る。
「中長期的な人手不足という問題が存...

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