三菱UFJ銀北九州支店 SDGs先進拠点へ サークル活動で地域貢献

2021.12.30 04:48
SDGs 社会・地域貢献
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NPO法人抱樸が運営する自立支援住宅の入居者に行員らから集めた冬物衣類を手渡す寺澤支店長(左、12月17日)
NPO法人抱樸が運営する自立支援住宅の入居者に行員らから集めた冬物衣類を手渡す寺澤支店長(左、12月17日)

「三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)随一のSDGs先進拠点になろう」――。三菱UFJ銀行北九州支店(寺澤寛幸支店長)は、五つのサークルを立ち上げ、①CS(顧客満足)②ES(従業員満足)③SDGs(持続可能な開発目標)の視点から地域貢献活動に取り組んでいる。


寺澤支店長は2019年4月に着任。19年9月にサークルを立ち上げた。「楽しく、ゆるくやろう」が活動のモットー。勤務時間内に集まり、役職や年齢に関係なくフラットに企画・立案する。イベントは全行員が参加可能で、毎週月曜日の朝礼で活動を発表する。


「十人虹色」は海のごみ拾いをするブルーサンタ活動に賛同して、21年7月に北九州市の海浜公園を清掃。毎月、同市の道路サポーター活動に参加して側道の花植えを行う。「ドラマチック○○」はインターネット通帳の申込件数10件につき1本の木を植えるMUFGの活動「Present Tree」を広める。「つながっCHAO!」は毎月、手話の勉強会を開催。「チームABC」はエコキャップ活動、「FlagShip」はホームレスや困窮者の生活再建をサポートする「NPO法人抱樸」の支援などを行う。


同FGでは、質の高い活動を支援する制度「MUFG SOUL~熱い想いを社会の力に~」がある。社員が考えた社会貢献活動に1案件50万円の活動資金を拠出して支援する。これまで391件が承認され、同店はこれまでに3件承認された。


21年度に承認されたのは「抱樸」と「フードバンク」に対する支援。9月に「抱樸」に活動資金を寄付。炊き出し用の弁当や医薬品などに使われた。12月には、行員らが着なくなった冬物衣類129点を送った。NPO法人フードバンク北九州ライフアゲインの「冬休みおなかいっぱい大作戦」のため、9月に活動資金を寄付。困窮子育て世帯へ給食のない冬休みに配る食料品に使われた。


寺澤支店長は「地域・社会貢献があってこそ、我々の業務が成り立っている」と強調する。

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