岩手銀と大和証券、リテール証券を協業 預かり資産5年で8500億円へ
2025.03.24 16:09
岩手銀行と大和証券は3月24日、金融商品仲介業務の包括的業務提携に関する契約を締結した。2026年5月に協業を開始。同行と大和証券盛岡支店のリテール証券口座の預かり資産残高を現在の5800億円から、協業開始後5年間で8500億円に拡大する計画だ。
岩手銀の公共債や投資信託などの窓販業務の口座は、大和証券が承継。同証券の証券ビジネスの知見やプラットフォームを活用する。大和証券は、社員を同行に出向させ、金融商品仲介業務を同行行員と一緒に行う。これに伴い、大和証券盛岡支店は閉店する。
岩手銀本部に「資産コンサルティング部」を新設。盛岡、二戸、花巻、奥州、宮古、大船渡、八戸、仙台の8拠点で両社の商品・サービスを提供する。
大和証券は、株式やファンドラップなどを扱っており、同行の個人顧客にとっては、幅広いサービス提供が可能になる。
(2025年3月24日18:30分、内容を加筆しました)