25年1月の貸出約定平均金利、信金が17年11月以来の1.8%台回復
2025.03.04 10:50
日本銀行が3月4日に発表した2025年1月の国内銀行(都市銀行、地方銀行、第二地方銀行)の「貸出約定平均金利(新規)」は1.047%で、大幅増となった前月(1.132%)から一旦、下げた。
業態別では都銀が1.104%(前月1.192%)、地銀が1.043%(同1.110%)、第二地銀が1.086%(同1.124%)で、いずれも前月から下げた。ただ、依然として1%台の水準を保つとともに、業態間の金利差が縮まる傾向が出てきた。
一方、信用金庫は1.828%(同1.746%)で、業態別で唯一上昇に転じた。信金が1.8%台だったのは17年11月(1.802%)まで遡(さかのぼ)る。