中企庁のアトツギ甲子園 グランプリに木材流通改革のあしだ社
2025.02.20 19:31
中小企業庁は2月20日、「アトツギ甲子園」決勝大会を都内で開催した。グランプリの経済産業大臣賞は、林業のサプライチェーン革命に挑戦する木材流通システムを提案したあしだ社(京都府)の芦田拓弘さんが受賞した。
アトツギ甲子園は、39歳以下の国内中小企業・小規模事業者の後継予定者が既存の経営資源をもとに新規事業アイデアを競うピッチイベント。5回目の今回は全国六つの地方予選(エントリー数189人)を勝ち抜いた18人が決勝大会に進んだ。
出場者は4分間のプレゼンテーションの後に審査委員の質問に応えた。審査委員は事業承継を経験した大手企業経営者や大学教授、ベンチャーキャピタルの社長らが務めた。タレントでTOKIO社社長の城島茂さんによるトークセッションも行われた。
グランプリを受賞した芦田さんは「ゴールのない新規事業で苦しかったが、今回の受賞でゴールが見えてきたように思う。1人ではここまで来られなかった。アトツギは一人でないと感じた。皆さんもぜひ一歩踏み出してほしい」と話した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト