尼崎信金、外貨預金の運用益を寄付 海外人材受け入れ支援
2025.02.18 18:25
尼崎信用金庫(兵庫県、作田誠司理事長)は2月18日、外貨定期預金の運用益の一部にあたる100万円を国際協力機構(JICA)関西センターに寄付した。
2024年4月~25年3月に実施している米ドル建て定期預金キャンペーンが寄付の対象。1年物の店頭金利(24年4月は年5%、現在は年3.25%)で、寄付を通じて国際協力できる預金として募集。個人を中心に約300件・800万ドル(約12億円)の預け入れがあった。
寄付先は、JICAが23年9月に新設した「多文化共生・外国人材受入寄附金」で、金融機関による寄付は全国初。寄付金は関西での外国人の受け入れ体制充実などに充てられる。作田理事長は「外国人労働者の受け入れ企業への支援などに活用いただくことで、地域にとってプラスになると期待している」と話した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%