大垣共立銀、省エネ関連BM220件超 ネクシィーズ活用

2021.12.20 04:32
SDGs 脱炭素
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大垣共立銀行は、省エネルギー関連機器のビジネスマッチング(BM)が220件超と好調に推移している。ネクシィーズ(東京都)との提携を活用して、省エネ化を進める取引先を同社に紹介。約2年で成約は169社・222件に上り、その大半をLED照明案件(142件)が占めた。


ネクシィーズが取り扱うゼロシリーズは、一括購入の負担が大きい厨房(ちゅうぼう)機器やリプレイスが難しい照明・空調などの設備を、初期費用ゼロでレンタル導入できる。5年などのレンタル期間終了後に、無償譲渡する仕組みが好評を得ている。


成約案件のうち最も多いLED照明は、従来の白熱電球や蛍光灯と比べて消費電力を約50~90%削減できる。また、一定量以上の水銀を使った蛍光灯の製造・輸出入が禁止になった「照明の2020年問題」を背景に、同行は提案を積極化してきた。


このほか、空気清浄機などの新型コロナ関連設備で60件、業務用空調が14件に上った。


このBMがSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みにもつながり、成約企業全体で1時間当たり2200MWh(㍋ワット/時)を超える消費電力削減に寄与。同行によるとCO2排出量換算で1016㌧相当の削減に貢献したとみられる。

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