日証協、「株主優待」活用し寄付 こどもの未来応援基金などに
2025.01.15 19:04
日本証券業協会は1月15日、株主優待を活用した寄付制度「株主優待SDGs基金」の支援先を決定した。2025年度は「WFP国連世界食糧計画(国連WFP)」と「こどもの未来応援基金」へ寄付金を贈る。
寄付金の原資は会員である証券会社が実施した株主優待制度で、同基金への寄付を選択し集まった金銭など。野村証券や大和証券グループ本社など17社が同基金の寄付型株主優待制度を実施している。
23年度は17社から3400万円集まり、国連WFPと森林整備などを支援する公益社団法人国土緑化推進機構へ贈呈した。
19年から開始し7回目。日証協サステナビリティ推進室は「証券会社の株主優待制度を活用するなど業界全体としてSDGsを推進していく」と話す。