静岡銀、脱炭素支援「しずおかGXサポート」導入拡大 県内すべての銀行・信金へ
2024.11.29 16:10
静岡銀行は11月29日、主導する二酸化炭素(CO2)排出量算定クラウドサービス「しずおかGXサポート」が2024年度中に静岡県内の全ての銀行・信用金庫で導入される見通しだと発表した。
今回、新たに5信金で取り扱いを開始した。最終的には4銀行・9信金に拡大する予定だ。
同サービスは23年10月、地域企業の脱炭素経営を支援するため提供を開始。静岡県が掲げる「2030年度のGHG(温室効果ガス)排出量を13年度比46.6%削減」の目標達成に向け、県内に本拠地を構える銀行や信金に利用が広がっていた。
今後、同サービスで算出したデータを地方公共団体とも共有し、県が設置した「しずおかカーボンニュートラル金融コンソーシアム」と連携して企業の脱炭素経営の定着や人材育成に協力する。
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