ふくおかFG、みんな銀の減資発表 財務体質を強化
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ふくおかフィナンシャルグループは11月11日、100%出資の連結子会社、みんなの銀行を減資すると発表した。当局の認可を前提に2025年2月28日に現在の資本金127億5000万円を56億9400万円に減らす。
財務体質の強化が目的。減少する資本金と資本準備金は全額を「その他資本剰余金」に振り替え、繰越利益剰余金の欠損額を補てんする。減資に伴い、みんなの銀行の資本金額が、ふくおかFGの資本金額の10%未満になるため、特定子会社を外れる。
みんなの銀行は19年8月に設立。直近の24年4~9月期に利益剰余金が166億円の損失となっていた。
同日会見した五島久社長は「27年度の黒字化に向け、BaaS(サービスとしての金融)の連携先などを増やしていくことに積極的に取り組んでいる。決して後ろ向きではなく、しっかり進めていくためにも適正な資本水準や累積の損失を埋めるということで減資とした」と述べた。
(情報を更新しました。2024年11月11日18:50)
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