ふくおかFG、中間純利益3割増の392億円 資金運用収益が増加
2024.11.11 16:24
ふくおかフィナンシャルグループ(FG)が11月11日に公表した2024年4~9月期の連結純利益は前の期比29.4%増の392億円だった。資金運用収益の増加などが主因。
業務粗利益は同0.8%増の1254億円。資金利益が9.9%増の1104億円、役務取引等利益が12.3%増の221億円。その他業務利益は114億円減となる74億円の損失となった。コア業務純益は14.6%増の587億円だった。
傘下4行(福岡銀行、十八親和銀行、熊本銀行、福岡中央銀行)合算ベースでみたコア業務利益は13.9%増の665億円だった。
25年3月期の連結純利益予想は、中間期の業績を踏まえ、5月13日に公表した685億円から720億円に上方修正した。
また、期末配当金予想を5円増配の70円とし、中間期配当の65円とあわせて135円の配当に修正した。
同日会見した五島久社長は「今回のトピックとして、国内の預貸金粗利ザヤがふくおかFG設立以来初めて反転したことだ。将来の収益の柱がしっかりと見えてきた半年だった」と振り返った。
(情報を更新しました。2024年11月11日18:55)
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