(更新)群馬銀と第四北越銀、「アライアンス協定」締結 営業エリア隣接の特性生かす

2021.12.02 15:25
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記者会見に臨む群馬銀の深井彰彦頭取(右)と第四北越銀の殖栗道郎頭取(12月2日、都内)
記者会見に臨む群馬銀の深井彰彦頭取(右)と第四北越銀の殖栗道郎頭取(12月2日、都内)

群馬銀行と第四北越銀行は12月2日、連携協定「群馬・第四北越アライアンス」を締結したと発表した。


両行はともに参加するTSUBASAアライアンスのスケールメリットを最大限活用していくと同時に、営業エリアが隣接する地理的特性を生かしてさらに企業価値の向上を目指す。



具体的には、①群馬・新潟両県の観光・物産振興や地域活性化②事業承継やM&A(合併・買収)、ビジネスマッチング③グループ会社のノウハウの相互活用④人材育成やリスク管理⑤両行が保有する店舗などの共同利用――などで連携する。


例えば、地域活性化については、市街地再開発や再生可能エネルギーのプロジェクト案件などに共同で取り組む。グループ会社についても、両行グループにそれぞれある証券会社が協業して商品を開発する。また、群馬銀にはない第四北越銀の人材紹介会社や地域商社の機能やノウハウを群馬銀が活用する。さらに、店舗などについては第四北越銀の高崎市と前橋市にある2カ店を群馬銀と共同店舗化し、寮や社宅の共同利用も検討する。


収益効果の目標は掲げていない。ただ、第四北越銀の殖栗道郎頭取は「数字を出していかないと評価するのは難しいと思うので、しっかりと見積もって胸を張れるタイミングでお知らせしたい」と語った。


アライアンスの提携銀行の拡大について、群馬銀の深井彰彦頭取は「TSUBASAアライアンスの他の銀行からそうした話があれば考えるが、現状はまず2行でしっかりやることが重要」と語った。


将来的な経営統合については、両頭取とも「現時点では全く考えていない」と明言した。


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