三井住友信託銀、年金基金向け再エネファンド設立 大阪ガスが電源取得
2024.10.03 19:01
三井住友信託銀行は10月3日、大阪ガスと共同で国内年金基金を対象とした再生可能エネルギーファンドを立ち上げたことを発表した。組成総額は約83億円、期間は数年とする。再エネファンドの運用期間は一般的に10年以上になるが、期間終了後に大ガスが投資先の発電所を取得することにより、短期でリターンが得られる商品設計とした。
投資対象はFIT(固定価格買取制度)・FIP(売電価格にプレミアムを上乗せする)太陽光発電所が中心。同行がファンドの運営を、大ガスが投資対象の選定にかかる知見をそれぞれ提供する。大ガスは取得した電源を再エネニーズの高い需要家へ供給する。