上越信金、地元企業のDX推進 NPOと包括連携
2024.09.06 19:09
上越信用金庫(新潟県、日馬直一理事長)は9月6日、地元企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進のため、IT企業などで構成する上越地域活性化機構(ORAJA)と包括連携協定を結んだ。顧客向けセミナーや庫内勉強会を開催し、金庫内外のITリテラシー向上を目指す。
今後、ORAJAと半期に3回のペースで地元中小企業向けのDXセミナーを共催する。ORAJAの会員企業が講師を務め「ChatGPT」の活用法などを解説する予定だ。並行して相談窓口や出張相談会も開くほか、庫内向けの勉強会も行う。
ORAJAは2003年に設立されたNPO法人で、上越地域のIT企業や広告代理店など35の会員企業で構成。各企業の強みを生かしたITソリューションを自治体などに安価で提供している。
日馬理事長は「当金庫は8月に経済産業省のDX認定を受けたが、まだ道半ば。ORAJAさんの知見をお借りしながら、地域のお客さまとともに成長していきたい」と語った。