普通預金金利引き上げ 9月2日から地域銀93行 定期も大半が改定
2024.09.02 16:37
9月2日から多くの金融機関が普通預金金利と定期預金金利を引き上げた。地域銀行は99行のうち93行(東京スター銀行は9月1日から)が、普通預金金利を改定。8月中に改定した6行を加えると7月末の日本銀行の追加利上げを受け全地域銀が普通預金金利を見直した。普通預金金利は都市銀行を含め全行(ネット銀行除く)が0.1%でそろった。定期預金金利は9月2日に2年以下の短期を中心に都市銀行4行と地域銀87行が引き上げた。
信用金庫もニッキンが調査している106信金のうち77信金が同日から普通預金金利を改定。定期預金金利も80信金が引き上げた。
インターネット支店を有する金融機関ではネット支店限定の高めの金利設定もみられる。
同日から、ゆうちょ銀行も通常貯金・定期貯金金利を引き上げたほか、地域金融機関より高い金利を設定するネット銀行があり、今後の預金の動きが注目される。固定金利貸出が多い金融機関では預金金利が先行して上昇することになるため、ALM(資産・負債の総合管理)の徹底も求められそうだ。(詳細はニッキン金利情報に掲載)
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