黒田・日銀総裁、名古屋で地元財界と意見交換

2021.11.15 20:20
日本銀行
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東海地区経済について話す黒田総裁(11月15日、日銀名古屋支店)
東海地区経済について話す黒田総裁(11月15日、日銀名古屋支店)

日本銀行は11月15日、名古屋市内のホテルで金融経済懇談会を開催。黒田東彦総裁が地元財界の代表者らと意見交換などを行った。その後、名古屋支店での記者会見で東海地区の現状について次のように語った。


東海地区は従来から「ものづくり」が優れている地域。特に自動車、航空機産業は日本の中心地であり現在も力強い動きは変わっていない。


一方、夏場のコロナ禍の影響を受けた東南アジアで、自動車部品の生産が停滞したことが、我が国経済の足踏みにつながった。また、半導体に関しては世界的に需要が大幅に拡大していることから供給制約を受けている。


追いつくには一定の時間がかかることから影響があるのは事実だ。ただ、今後は自動車の挽回生産が期待できるとともに脱炭素化、デジタル化での設備投資などを勘案すると大きな心配はしていない。

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