千葉銀、火災保険などの情報漏えい 最大で法個人1万1500先分
2024.07.26 18:58千葉銀行は7月26日、複数の損害保険会社から受託している火災保険などの保険料に関する集金情報が、損害保険ジャパンに漏えいしていたと公表した。法個人で最大約1万1500先の情報に、漏えいまたはその可能性があるという。
同行または保険代理店「東方エージェンシー」(千葉市)の募集で火災保険などを申し込み、同行に口座振替などを依頼した法個人の顧客情報。契約者名や取引店番号、取引店名、顧客番号、証券番号、保険料、保険会社名、保険の種類、商品名が含まれていたという。内訳は個人約1万800先、法人約700先。
期間は最大で2002年4月〜24年4月。損保各社のシェア確認のため、損保ジャパンからの出向者が情報を漏らし、同社で利用されていたという。同行では「個人が特定できる情報は利用していないとの報告を受けている。漏えい情報は同社外に流出していないことを損保ジャパンに確認した」と説明。情報の悪用による二次被害やそのおそれは確認されていないとしている。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高