三井住友FG、4-9月純利益は4561億円 通期目標6700億円に引き上げ
2021.11.12 23:05
三井住友フィナンシャルグループは11月12日、2021年4―9月決算を発表した。連結純利益は前年同期比69%増の4561億円。期初に設定した目標に対する進ちょく率は76%となり、連結純利益の通期目標を700億円増やし、6700億円に上方修正した。1株当たり中間配当金も前期実績の95円から105円に増額。年間配当は210円になる。
連結粗利益は、1兆4313億円と前年同期比539億円の増益。経済活動回復などでリテール、ホールセール、グローバルの各事業部門で増益となった。
営業経費は、20年度の反動や三井住友カードの業容拡大による経費増加などで395億円の増え8759億円。連結業務純益は349億円増加の5861億円。通期目標1兆1200億円に対し、52%の進ちょく率となった。
与信関係費用は、20年度の新型コロナ感染拡大の影響により貸倒引当金を計上した大口先を中心に、戻入益が発生。前年同期比1735億円減の267億円となった。
株式等損益は、関西みらいフィナンシャルグループ再編に伴う株式の売却、ETFの売却益増加で449億円増加の812億円の利益に。経常利益は6300億円で前年同期比2837億円増加した。