中国銀、4―9月期純利益101億円 6年ぶり増益

2021.11.12 20:55
決算
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21年度中間期を振り返る加藤頭取(11月12日、岡山商議所ビル)
21年度中間期を振り返る加藤頭取(11月12日、岡山商議所ビル)

中国銀行は11月12日、2021年4―9月期決算を発表した。連結純利益は前年同期比19億円増の101億円。単体では同20億円増の97億円。中間期としては6年ぶりの増益となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける企業が多い一方、倒産が少なく一般貸倒引当金などの与信コストが減少した。


コア業務純益は前年同期比20億円増の145億円で2年連続の増加。資金利益は同10億円増の313億円。貸出金利回りが減少したが残高増加によって増えた。外貨調達コストの減少も寄与した。役務収益は同12億円増の88億円。預かり資産関連の収益が同6億円増の24億円と好調だった。


経費は、賞与増加などで人件費が増えたが、出張費や交際費が減ったことで前年同期比5億円減少の259億円。OHRは同3.7%減の64%になった。


22年3月通期の連結当期純利益予想は179億円と期初予想から32億円上方修正した。


加藤貞則頭取は「地域社会の課題はコロナだけではなく少子高齢化やデジタル化の進展、脱炭素対応など多様化・複雑化している。グループ全体で応えていきたい」と述べた。

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