三十三FG、4-9月純利益50%増の33億円 手数料収益が拡大
2021.11.12 18:07三十三フィナンシャルグループ(FG )が11月12日に発表した2021年4ー9月期決算は、純利益が前年同期比50.3%増の33億500万円だった。投資信託などの預かり資産関連手数料の増加などが寄与した。中間期純利益は22年3月通期予想の33億円を上回ったが、10月27日に上方修正したばかりで、今回は業績見通しを据え置いた。
単体(合算ベース)の業務粗利益は同8.1%増の254億5700万円。合併によるシステム統合関連費用を計上したことから経費は14.5%増の220億8100万円。同費用は21年度をピークに22年度以降、大幅に減少する見込み。コア業務純益は同30%減の28億3300万円となった。
株式等関係損益は36億6100万円減少の15億4400万円。信用コストは8000万円と41億5600万円減少した。
同日、会見した渡辺三憲社長は、「合併から半年が経過したが手応えを感じている。シナジーを最大化するための施策も順調であり地域の期待に応えていきたい」と意気込みを語った。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%