西京銀、脱炭素利子補給事業に参画 24年度対象融資1億円超へ
2024.07.01 18:37西京銀行は7月1日、脱炭素設備投資に対する環境省の利子補給事業で指定金融機関に採択されたと発表した。対象設備への融資利息を最大1%補給する事業で、地域金融機関として地元事業者によるカーボンニュートラルの取り組みを後押しする。「2024年度中に利子補給の対象融資額1億円超を目指す」(同行)方針だ。
環境省の「金融機関を通じたバリューチェーン脱炭素化推進のための利子補給事業」は、事業者の再生可能エネルギーや省エネに関する設備投資部分に対し、最長3年間の利子補給を行う。
山口県は大手コンビナート企業を中心にカーボンニュートラルへの取り組みが加速するなか、協力会社など中小規模事業者の本格的な対応が求められている。
同行は22年から前身制度の「地域脱炭素融資促進利子補給事業」でも指定金融機関として取り組み、2年間で利子補給対象金額・約1億5000万円を融資した。今年度は地域社会の課題解決を支援する姿勢を一層強化し、融資実行ペースを引き上げる。