栃木銀、仲田常務が頭取へ 黒本氏は会長に
2024.05.10 17:25
栃木銀行は5月10日の取締役会で、仲田裕之常務(59)が頭取に昇格する人事を決めた。黒本淳之介頭取(65)は会長に就く。6月27日開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。トップ交代は8年ぶりとなる。
黒本頭取は「マイナス金利政策の解除という新たな金融環境にあわせて、経営にも新しい若い感覚が必要と判断した。企業支援室長や管理部長として要職を担った仲田常務の知見が重要な局面となる」と選任理由を語った。
仲田常務は「これまで注力してきた事業者への課題解決支援、資産形成ニーズに対応するための手伝いなどの取り組みをさらにグループ一体となって強化していく。地域経済の発展に全力を尽くしていきたい」と意気込みを語った。
仲田 裕之氏(なかだ・ひろゆき) 栃木県出身、59歳。88年入行、19年6月取締役越谷支店長、21年6月取締役経営企画部長、23年6月常務。
(黒本頭取と仲田常務のコメントを追加しました。2024年5月10日17:25)