群馬銀、最終損益が311億円に 好業績で年間配当を28円
2024.05.10 11:22
群馬銀行は5月9日、2024年3月期決算を公表した。連結のコア業務純益の増加や経常利益の増加を要因に、親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高の311億円となり、中期経営計画で25年3月期に目標とする300億円を1年前倒しで達成した。
親会社株主に帰属する当期純利益が増加した要因はリテール貸出やクロスボーダーローン・ストラクチャードファイナンス、大企業向け貸出などが全般的に増えたためで、貸出金利息が増加。非金利業務利益は242億円(前期比31億円増加)となり、コア業務純益(除く投資信託解約損益)が454億円(同55億円増加)と過去最高になったことも寄与した。
また、経常利益が有価証券関係損益の増加や与信費用減少で437億円(同54億円増加)だった。
足元の好業績を踏まえ自己株式を50億円を上限に取得するとともに、25年3月期の配当予想を前期比6円増配し年間28円とした。配当性向は31.4%となる。
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