群馬銀、最終損益が311億円に 好業績で年間配当を28円
2024.05.10 11:22![決算を説明する深井彰彦頭取(中央、5月9日、群馬県庁)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/fukai.webp)
群馬銀行は5月9日、2024年3月期決算を公表した。連結のコア業務純益の増加や経常利益の増加を要因に、親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高の311億円となり、中期経営計画で25年3月期に目標とする300億円を1年前倒しで達成した。
親会社株主に帰属する当期純利益が増加した要因はリテール貸出やクロスボーダーローン・ストラクチャードファイナンス、大企業向け貸出などが全般的に増えたためで、貸出金利息が増加。非金利業務利益は242億円(前期比31億円増加)となり、コア業務純益(除く投資信託解約損益)が454億円(同55億円増加)と過去最高になったことも寄与した。
また、経常利益が有価証券関係損益の増加や与信費用減少で437億円(同54億円増加)だった。
足元の好業績を踏まえ自己株式を50億円を上限に取得するとともに、25年3月期の配当予想を前期比6円増配し年間28円とした。配当性向は31.4%となる。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、「生活基盤プラットフォーム」正式決定 25年2月から開始 住所変更など
- ひろぎんHD、サイバー攻撃対策を事業化 金融系初の体験型施設
- 信金、公金預金戦略が岐路 入札金利上昇で撤退も
- 金融庁、マネロン検査継続 基本的な態勢整備徹底へ
- SBIHD、酒造会社の投資で地銀と連携 ファンド規模1000億円を視野に
- デジタルキャンプ、初の女性コンサル研修 グループワークで「リアルな声」
- 百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談
- 肥後銀、CO2排出量算定システムを2000先が利用 地域金融機関に推進へ算定・開示対応も
- 東栄信金と足立成和信金、新金庫名は「したまち信用金庫」
- 【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発