正副総裁就任会見で大規模緩和の継続を訴えた植田総裁(中央、23年4月10日、日銀本店)
日本銀行の植田和男総裁が就任して4月9日で1年が経った。金融政策の考え方や運営スタンスを市場へ段階的に織り込ませる手法で、マイナス金利政策の解除やイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の撤廃を手掛け、5年間の任期序盤で「正常化」の一歩を踏み出した。
「慎重さを保ちながら、新体制の〝色〟を次第にマーケットへにじませてきた」―...
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