楽天G、銀行やカードなど金融子会社を再編・集約へ 協議開始

2024.04.01 18:56
経営計画・戦略 経営統合・合併
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楽天グループ(G)は4月1日、金融子会社の再編に向けた協議開始を発表した。2024年10月をめどに楽天銀行、楽天カード、楽天証券ホールディングス(HD)、楽天インシュアランスホールディングスを一つのグループに集約することを目指す。


グループ化により、横断的なフィンテック事業の迅速かつ機動的な意思決定と、データ連携やAI活用を含む連携を深化させる。具体的には銀行、カード、証券、保険の金融子会社を再編・集約し、楽天エコシステムとの連携を強めながら、グループ全体としての金融事業を強化する。


楽天銀は東京証券取引所プライム市場に上場しており、再編後も上場は維持する方針。上場方針を示していた楽天証券HDについては、上場しない可能性について協議する。


2月に預金口座数が1500万口座を突破した楽天銀は、23年12月末には預金残高が10兆円を超えて地銀上位行と同水準にある。楽天カードは23年12月にクレジットカード発行枚数が3000万枚を突破した。

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