群馬銀 、サステナ債100億円発行 地域銀で初めて
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群馬銀行は10月22日、地域銀行で初となるサステナビリティボンドを発行した。「群馬銀行グループSDGs宣言」に基づき、環境保護や社会課題の解決に役立てる。
一般募集したところ発行額の100億円を超える応募があり、10月22日に即日完売した。沼田市や佐田建設など県内主要企業のほか、群馬県や茨城県の信用保証協会、京都中央信用金庫などからも投資表明があった。
同行の社債発行は2016年10月以降6回目。発行額はすべて100億円で10月28日には第1回発行の社債が償還を迎える。第5回社債(19年11月)をSDGs(持続可能な開発目標)の観点から環境関係に資金使途を限定したグリーンボンドとして発行。今回は社会課題にも対象を広げたサステナビリティボンドとした。
資金使途は太陽光発電など「グリーンプロジェクト」とコロナ対策資金など「ソーシャルプロジェクト」とし、調達した資金は原則、同行の国内融資に活用する。金利などの条件は通常融資と同様。実行後に担当部署が資金使途を精査し、1年間程度で100億円の枠を有効活用する。
当初5年間の利率は年0.49%、その後の5年間は「6カ月日本円TIBOR」+0.33%。年限10年で期限前償還条項付き。