三菱UFJ銀、無記帳通帳を自動で廃止 ペーパーレス化加速
2024.03.19 18:58三菱UFJ銀行はデジタルシフトへ向けたペーパーレス化を加速させる。9月11日から、過去2年間記帳されていない紙の通帳を自動で廃止する。通帳利用手数料が無料となる18歳未満の未成年や70歳以上の高齢者は対象外とした。
9月2日付で通帳に関する規定改定を実施する。利用停止の条件は「2年超、通帳記帳をされていないこと」および「キャッシュカードが発行されていること」。毎月末営業日を起点に計算し、最短で8月30日時点で条件を満たすと9~11月中に紙通帳を利用停止する。キャッシュカードでの取引など口座は通常通り利用可能。
同行は18歳未満もしくは70歳以上の個人顧客を除き、2022年4月1日以降に新規開設された普通預金口座の紙通帳に年間550円(税込み)の利用手数料を徴収している。一方で、ネット用の「Eco通帳」は照合可能期間の延長やATM・振込手数料の無料化などの特典付与で利便性を高め、デジタルへの切り替えを促す。