埼玉県信金、ECサイト販売金額の一部寄付 一丸でケアラー支援
2024.03.06 16:56埼玉県信用金庫(埼玉県、池田啓一理事長)は3月6日、食の電子商取引(EC)サイト「≪さいしん≫特産品オンラインショップ~粋~」の販売金額の一部27万3582円を、運営事業者のアサヒコミュニケーションズを通じて「子ども食堂・未来応援基金」に寄付した。
同サイトは2021年5月から、コロナ禍の飲食関連事業者などの支援を目的に、全国の信金と連携して期間限定で開催。累計で620品超の出品、約1万2700個の販売につながった。そのうち、23年11月15日~24年2月14日に実施した第6回開催は、サイトを通じた販売金額の一部を寄付する仕組みを初めて導入。同信金と全国22信金が推薦する事業者91社が出品した。
同信金は22年7月、埼玉県、埼玉県社会福祉協議会、さいしん福祉財団とケアラー支援に関する協定を締結。ケアラー支援なども担う同基金(県社協が管理)を寄付先とした。寄付金は、大人に代わり日常的に家事や家族の世話を担う「ヤングケアラー」などの支援に充てられる。「サイトを通じて、購入者、出品者、運営事業者、信金が一丸となってケアラー支援に取り組みたい」(地域創生部)という。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 七十七銀宇都宮法人営業所、東北へのつなぎ役に徹する 開設2年で融資170億円
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 三菱UFJ信託銀、低コストPEファンド 1~4号累計で900億円
- 信金中央金庫、栃木信金に資本支援 資本注入ルールを改定
- 北国FHD、次世代「勘定系」を外販 初期導入費ゼロで28年1月から
- 筑波銀美浦支店、競走馬への融資に挑戦 事業性融資11%超伸長