和歌山県内15機関、床マットで特殊詐欺防止 方言で注目引く

2024.03.05 18:33
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和歌山県内に店舗を構える15金融機関は、3月5日から順次、店内ATMコーナーに特殊詐欺防止用のフロアマットを設置。和歌山県警察が各金融機関などと相談しながら作成し、無料提供した。


マットには「ちょお待って、それ詐欺ちゃうん」と方言で注意喚起。足形のマークや黒と黄の配色も含め、デザイン学が専門の北村元成・和歌山大学教授から注目を引くためのアドバイスを受け、約1年かけてつくった。「これは罠や」の語呂に合わせた県警の専用電話番号も掲載。滑らないようゴム製で、縦60センチ×横42センチの大きさ。


マットを設置するのは賛同した金融機関で、県外からの進出機関を含む。紀陽銀行の39拠点135台、きのくに信用金庫の38カ店74台、新宮信用金庫の4カ店9台、和歌山県信用農業協同組合連合会と県内8農業協同組合の84カ店86台など。


県警生活安全企画課の柳本昌孝次席は「県内ではATMを使った金融商品詐欺や架空料金請求詐欺が多発している。今回のマットが被害防止の一助になれば」と期待する。

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