三井住友銀と政投銀、PE投資の流通市場拡大へファンド出資
2021.10.19 12:00三井住友銀行と日本政策投資銀行は10月19日、プライベート・エクイティ(PE)投資の流通市場拡大を目的に、WMパートナーズが運用するファンドに出資することを決めたと発表した。
出資先は国内投資家が保有するPE持ち分を取得するため、10月に運営を始めたジャパン・プライベート・エクイティ・オポチュニティ2021投資事業有限責任組合。存続期間は10年。2022年9月まで他の投資家の参加を募り、100億円規模のファンドを目指している。
PEファンドの投資家は出資持分を10年程度の長期間、継続保有することが一般的だったが、市場の拡大に伴い、PE持ち分を買い取るセカンダリー取引需要が高まっている。三井井住友銀と政投銀は、投資家層の拡大による国内へのリスクマネー供給拡大などを後押しするため、出資を決めたとしている。