長野県信組、香るピンバッジ後押し 大企業の特許活用
2024.02.16 16:35長野県信用組合(長野県、黒岩清理事長)は、運営するクラウドファンディング(CF)サイト「Show Boat」で、富士通やトヨタ自動車の開放特許を活用した「香るピンバッジ」に関するプロジェクトへの支援を募っている。ピンバッジは同信組の経営支援を受けたBIGWAVE(長野県)が開発したもので、2月2日の募集開始から3時間で目標金額を達成した。
ピンバッジの企画やデザインを手がけるBIGWAVEは、新たな自社ブランド商品を立ち上げるにあたり開放特許の活用に挑戦。同信組は経営デザインシートの作成や大企業の開放特許を紹介する知財ビジネスマッチングなどを支援した。
最終的に富士通の「芳香発散技術」のライセンス許諾を受け、香るピンバッジ「pinaroma(ピナロマ)」を開発。オリジナルのアロマオイルも作り、トヨタ自動車などと「眠気対策技術」のライセンス契約締結へ協議を進めている。
CFでは、ピンバッジとアロマオイルをセットで先行販売し、3月31日まで募集。東京都内で行われる展示会にも出展し、販路拡大に取り組む。