みなと銀、私募債発行企業が寄付 環境関連基金に692万円
2024.02.08 19:06
みなと銀行は2月8日、神戸市内で脱炭素貢献私募債「グリーン企業の証」の寄付金寄贈式を開催した。2022年度下期と23年度上期に同私募債を発行した取引先30社が、環境関連基金5先に総額692万円を寄付した。
脱炭素貢献私募債「グリーン企業の証」は、22年3月8日に取り扱いを開始。脱炭素経営に取り組む宣言が利用条件。私募債発行の際、みなと銀が受け取る手数料の一部を発行企業が指定する環境関連基金に寄付する。
寄贈式には私募債発行企業30社のうち7社の代表者らが集まり、発行先企業から寄付先への目録贈呈、寄付先から発行企業への感謝状贈呈などが行われた。発行先企業の1社、「日本ジッコウ」の佐藤匡良社長は「微力ながら脱炭素の取り組みに貢献する」と挨拶。また、寄付先のうち、兵庫県立森林大学校の金子哲朗校長は「学生のレベルアップのため、ICT化を進める」と謝辞を述べた。
みなと銀の武市寿一社長は「県内の脱炭素化をリードしていけるよう、サポート体制を強化していく」と話した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 七十七銀宇都宮法人営業所、東北へのつなぎ役に徹する 開設2年で融資170億円
- 信金中央金庫、栃木信金に資本支援 資本注入ルールを改定
- 北国FHD、次世代「勘定系」を外販 初期導入費ゼロで28年1月から