日本公庫、実名の事業承継マッチング 都内初開催

2024.02.07 18:47
事業承継支援
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク
実名でのマッチングでは承継希望者から多くの質問があった(2月7日、立川市内)
会場では承継希望者から多くの質問があった(2月7日、立川市内で)

日本政策金融公庫は2月7日、東京都内で初めてオープンネーム(実名)によるオンラインの後継者募集イベントを開催した。


同公庫の立川、八王子2支店、東京都商工会連合会、東京都多摩地域事業承継・引継ぎ支援センターとの共催。オープンネームの事業承継マッチングは会社の詳しい事業内容や経営者本人の思いを直接発信できるほか、参加者が直接本人に質疑応答できる利点がある。日本公庫では2023年度に全国15カ所で開催している。


当日は、事業承継での創業やM&A(合併・買収)に関心がある事業者ら約150人が参加。マッチングでは都内の事業者3社(有限会社プライム、古里精機製作所、デイジー・デイジー)が実名で登壇。各社とも事業者インタビューや製造現場の様子など事業紹介の映像を流した後、参加者からの質問に答えていた。


プラスチック金型・プラスチック成型品製造のプライムは「従業員を含めてものづくりを次の世代に引き継いでいきたい」と意気込みを話した。その他、各種マッチングサービスや承継希望者との交流会も行われた。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

北陸銀など、 「輪島塗」の事業継続へ 資金支援や販路開拓
金沢市で事業を再開した大藤漆器店の大藤孝一社長(左)と息子の大藤孝行副社長(6月27日)
長野県信組、人手不足など経営課題解決セミナー開催 公庫と共催
「ターゲットを絞った人材募集が重要」と説く赤沼氏(7月24日、本店)
日本公庫三重県内3支店と三重県信保協、合同で創業支援研修開く
合同研修に20人が参加した(日本公庫津支店、7月24日)
日本公庫、オープンネーム事業承継支援 24年度は全国13県でイベント

関連キーワード

事業承継支援

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)