マンスリーマーケット(2月) 国内株投資拡大機運の高まりに期待

2024.01.29 04:30
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2月は日米欧で中央銀行の金融政策決定会合が予定されておらず、例月に比べて穏やかなマーケットが続くと想定している。依然、米国のインフレ関連指標に関心が高いものの、基調全体に影響を及ぼすようなイベントとはならないだろう。


米国の経済指標では2月2日に発表される失業率は気にしておきたい。米経済が景気軟着陸を果たすには雇用の大幅な悪化が回避され続けねばならないためだ。


日本株市場では年始に買いの勢いが強まり大きな話題となった。海外投資家の買い越し基調が伝わったことに加え、新たな制度に生まれ変わったNISAや東証による資本効率改善に取り組む企業の公開なども、一定の寄与があったと考えている。


2月13日はNISAの日となる。関連する投資イベントなどが多く開かれることとなろう。丁度、2月から3月にかけては、国内株市場において3月末配当権利取りの動きが強まりやすいタイミングともなる。投資家の裾野が更に拡がるかどうか注目したい。


海外では、2月末にモバイル機器の見本市「モバイル・ワールド・コングレス」が開かれる。日本の関連企業も出展が予定されている。今年は、スマホやパソコンでAI搭載端末の普及が始まると見ており、注目を集めるのではないかと考えている。


大和証券 日米株チーフストラテジスト 坪井 裕豪氏


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