コンコルディアFG、勘定系をオープン化移行 年6億円コスト削減

2023.12.15 19:51
事務効率化 システム
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コンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)の横浜銀行と東日本銀行は2024年1月4日、メインフレームの勘定系システムをオープン基盤に切り替える。これにより、システム関連経費は年間約6億円の削減を見込む。


共同で利用する勘定系システムのオープン化は初めて。電力消費量についても現行システムに比べて、2割程度削減できるという。


さらに、勘定系システムのほかミドルウェア、OS,ハードウェア、データセンターのクラウド化を進める。NTTデータが提供するバンキング専用のクラウド「PITON」によりオープン化を実現。横浜銀などが参加する「MEJAR」の6行がユーザー第1号となる。31年をめどに「地銀共同センター」の13行を含め19行での導入を検討している。


なお、今回の切り替えに伴い両行は、12月30日から24年1月4日の6時まで、両行ATMや他金融機関やコンビニATMでのキャッシュカード利用のほか、インターネットバンキングやアプリなどのサービスを休止する。

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