東邦銀 福島県内初のSLL組成

2023.12.15 17:11
脱炭素 貸出・ローン
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締結を交わす吉田哲治常務執行役員いわき営業部長(左から2人目)と小峰良介・山木工業代表取締役(同3人目、12月15日、いわき営業部、東邦銀提供)
締結を交わす吉田哲治常務執行役員いわき営業部長(左から2人目)と小峰良介・山木工業代表取締役(同3人目、12月15日、いわき営業部、東邦銀提供)

東邦銀行は12月15日、いわき市の山木工業とサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)の契約を締結した。SLLの組成は福島県に本社を置く企業では初めて。シンジケート方式で金額は15億円。同行がアレンジャーとエージェントを務め、常陽銀行も参加する。同社はオリエンタル白石(東京都)の100%子会社で、資金は環境に配慮した起重機船団の造船に充当する。


SLLは、野心的な「持続可能な経営目標」(SPT)の達成状況に応じて金利などの条件が連動する融資で、同社は二酸化炭素(CO2)排出量の売上高原単位削減量を設定。2021年度の2万1300トンCO2/億円を基準とし、30年度に31%、36年度に47%削減する。格付投資情報センターが第三者意見として参画し、SPTの妥当性や達成状況の報告内容などを検証する。

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