東邦銀 福島県内初のSLL組成
2023.12.15 17:11
東邦銀行は12月15日、いわき市の山木工業とサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)の契約を締結した。SLLの組成は福島県に本社を置く企業では初めて。シンジケート方式で金額は15億円。同行がアレンジャーとエージェントを務め、常陽銀行も参加する。同社はオリエンタル白石(東京都)の100%子会社で、資金は環境に配慮した起重機船団の造船に充当する。
SLLは、野心的な「持続可能な経営目標」(SPT)の達成状況に応じて金利などの条件が連動する融資で、同社は二酸化炭素(CO2)排出量の売上高原単位削減量を設定。2021年度の2万1300トンCO2/億円を基準とし、30年度に31%、36年度に47%削減する。格付投資情報センターが第三者意見として参画し、SPTの妥当性や達成状況の報告内容などを検証する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 七十七銀宇都宮法人営業所、東北へのつなぎ役に徹する 開設2年で融資170億円
- 信金中央金庫、栃木信金に資本支援 資本注入ルールを改定
- 北国FHD、次世代「勘定系」を外販 初期導入費ゼロで28年1月から