横浜信金、古着1トン回収めざす 小学校でリサイクルの授業も

2023.12.18 04:35
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工場見学の様子(同信金提供)
リサイクル会社ナカノの工場を見学した(横浜信金提供)

横浜信用金庫根岸橋支店では、12月22日までに1トンの古着回収を目指す「リサイクルプロジェクト」活動を進めている。滝頭小学校と協力しながら、児童にリサイクル軍手を配布する予定。活動の一環として同小で若手職員が出前授業を開催した。


活動の中心となるのは、渉外係2年目の杉下真菜さんと入庫1年目の小松俊章さん。SDGs(持続可能な開発目標)活動を進めるにあたり、杉下さんが服を短いスパンで買い捨てる問題について提議。「身近な存在である洋服が、どうなるのか興味があった」とし、佐藤弘一支店長や小松さんと共に準備を進めた。



打合せをする杉下さん(左)と小松さん(中央)、佐藤所長補佐(同信金提供)
打ち合せする杉下さん(左)と小松さん(中央)、佐藤所長補佐(横浜信金提供)

リサイクルを理解するため、吉野町支店の取引先であるリサイクル会社ナカノ(横浜市)の工場を見学。古着を布やフェルトにする工程を学んだ。同社も「古着を回収できる基準を広く知ってもらいたい」(佐藤友哉所長補佐)と、根岸橋支店の活動に協力。回収した古着をリサイクルして軍手を作り、滝頭小の4年生約100人へ寄付するプロジェクトに協力した。



古着からできた布を実際に見せながら授業を進めた(11月22日、横浜市)
古着からできた布を見せながら授業を進めた(11月22日、滝頭小学校)

同校では同小の4年生にSDGsの授業を実施しているが、そのなかで11月に出前授業を実施。信金職員だけでなくナカノの佐藤所長補佐も登壇し、古着リサイクルの仕組みや重要性を解説した。授業後は、校内に古着回収ボックスを設置。小松さんは「1年目から地域貢献の企画にかかわる、貴重な体験ができた」と話した。


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