北洋銀、水産加工品を無償配布 新千歳空港で旅行客に
2023.12.05 18:14
中国による禁輸措置で影響を受ける北海道産水産品の消費拡大につなげようと、北洋銀行は12月5~7日、新千歳空港の国内線ターミナルに特設ブースを設け、道産のホタテやサーモンを使った水産加工品を旅行客らに無償配布している。
空港を運営する北海道エアポートとの共催で、北海道信用金庫協会や水産関係の取引先が多い道内9信金(北海道、苫小牧、日高、渡島、旭川、留萌、大地みらい、北見、遠軽)も協力。配布品は北洋銀が購入し、ホタテの貝柱やサーモンソーセージなど4種類、計2200個を3日間かけて配る。

5日の初日には、同行の安田光春頭取のほか、原田直彦・北海道信金協副会長(旭川信金会長)、小林一夫・苫小牧信金理事長、中村康存・留萌信金理事長など協賛・協力機関のトップや役員らが法被姿で繰り出し、手にしたカゴから贈呈品を取り出して家族連れらに手渡した。安田頭取は「来道者に道産水産品の安全・安心を強く訴えていきたい」と話した。
道産のホタテなど「甲殻類・軟体動物」の輸出額は、2022年(617億円)には中国向けが約71%を占めていたが、23年8月24日の中国の禁輸措置により、9月単月輸出はゼロとなった。
配布ブースでは、同行が10月に開設した道産食品のEC(電子商取引)モールcollesho(コレショ)やふるさと納税の水産品特集のウェブページにつながる二次元コードを掲示し、購入を喚起する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト