秋田銀、県内企業と人材つなぐ就活サイト立ち上げー22年2月
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秋田銀行は2022年2月、秋田県内での就職・採用における課題解決を目指したポータルサイトを立ち上げる。人材マッチングを支援し、生産年齢人口の県外流出を抑制。企業の成長や若者の地元定着を後押ししていく。
サイト名称は「キャリピタAKITA」。同行が運営主体となり、県内の求人情報や求職者情報を集約する。求職者の区分は新卒予定者とキャリア人材の2種類。スカウト機能で企業が求職者に直接オファーを出せるほか、チャット機能を通じて双方向でのコミュニケーションを可能にする。
開始日は、新卒採用の区分が22年1月4日から事前登録を受け付け、同年2月1日からサービスを提供。社会人のキャリア採用については同年6月1日から始める。システムは北日本コンピューターサービス(秋田市)が開発を担う。
県内では、人口減少や高齢化の影響による人材不足で採用活動に苦労する企業が多い。大手の人材採用サイトを活用する企業もあるが、コストが高くて利用できる企業は限られている。キャリピタAKITAは年間5万円(税込み)からで、企業側の負担を抑えた。

求職者にとっても利点は大きい。同行が学生に行った調査によると、県内での就職を希望する人は多かった半面、地元の企業情報が少ないことで就職活動につながっていなかった。求職者の利用は無料で、多くの地元企業を紹介して県内就職を支援していく。
今後、同行は各営業店を通じてキャリピタAKITAを案内して県内企業延べ500社の登録を目指すほか、学生に対しては県内の大学や秋田県東京事務所と協力して周知。「企業の成長には人材が重要。企業と一緒になって地域の課題解決と成長につなげたい」(地域価値共創部)としている。
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