琉球銀と沖縄海邦銀、共同出資の現送会社スタート 経費5000万円減
2023.12.01 19:46
琉球銀行と沖縄海邦銀行が共同で設立した「ゆいパートナーサービス(沖縄県浦添市、比嘉良友社長)」は、12月1日に業務を開始した。両行からの業務委託を受け、現送業務や行内メール便、ATM保守などを行う。
今回の共同化は、両行合計で約5000万円のコスト削減効果があるという。琉球銀の川上康頭取は「今回を皮切りに現金整理など新たな業務の共同化につなげていきたい」と話した。沖縄海邦銀の新城一史頭取は「開始は予定より遅れたが、その分、しっかりと準備できた。将来的にはバックオフィス分野に拡大することに期待している」とした。
当初、同社は6月ごろの業務開始を目指していた。ただ、新会社の職員を琉球銀の「りゅうぎんビジネスサービス」と沖縄海邦銀の緊密会社「中央産業」から出向させる計画だったが、労働者派遣法の観点から転籍の必要があると判明。新たに体制を再整備するなど準備が遅れていた。
同社の設立は2023年2月7日、資本金1000万円、従業員57人。両行の出資比率はともに50%。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 金融庁、粉飾対策で「第2線」注視 営業現場と連携求める
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- ブラックロック・ジャパン、国内初の外株アクティブETF上場 AI銘柄に投資、早期100億円へ
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 信金、増える金融・保険業貸出 融資需要低下が影響か
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 大手生保、生成AIがアンダーライティング代替 事務職を営業へシフト